[ポーランド編-後編]ショパン音大セミナーで買ったものやら見たものやら(観光編)

どうもこんにちはジェンドーブリ(こんにちはinポーランド語)

図らずとも前中後と3部構成となってしまった「ポーランドのセミナー受けてきたよ」というお話、ようやく最終回です。今回は見たもの買ったもの食べたものなんかを紹介しようかなと思います。そう、気楽な感じの観光編として!

(▲クラクフで見たレトロな街灯×レンガの壁。ロマンの塊です!)


すでに投稿している前編中編をまだ読んでいない方はそちらもどうぞ!

それでは行ってみましょ〜!



ポーランドで出会った『食』


やはり違う土地に行って気になるものといえば、『食』、ですよね。

ポーランドに行くからにはポーランド料理をたくさん食べてこよう!ポーランドのお酒も知れたらいいな、なんていう密かな思いを胸に参加したこのセミナーでしたが、観光地ワルシャワ旧市街に隣接した学生寮に宿泊していたこともあって、たくさんのポーランド料理と出会うことができました。


ポーランド料理。東欧の味。


ポーランドで味わえるもの、すなわち東欧の味。(ハンガリーも東欧なんだけどもね。笑)

例えばこちらはポーランド料理を代表する「ピロギ」

餃子のように、肉や野菜、果物なんかを皮で包んで焼いたり蒸したりする料理です。思いの外一つ一つが大きくて、注文時「まぁこのくらいにしておいて足りなかったら後で追加しよう」とか思っていた自分を退店時には殴りたくなるほど満腹になりました。とても美味しくて期間中何度か食べたお気に入りです♪



そして、パンの器に酸っぱいシチューを入れた「ジュレック」

これも、ちょっとした量だと思っていたら思いの外大きな塊がやってきて肝を冷やしたのを覚えています。このように「パンの器に入ったスープ」がジュレックの伝統的な形らしいです。スープはザワークラウトのような酸っぱさがあって、人によって好みが分かれるかもしれません。僕は好きでした!



また、ときにはこんな風に数人でそれぞれ興味のあるものを頼んでシェアする、ということもしました(さっそくまたピロギを食べている)。面白かったのは「グヤーシュ」。これは伝統的なハンガリー料理、パプリカで牛肉を煮込んだスープですが、ポーランドではまた違った進化を遂げているなと感じました。ちょっと言語化するには遠い記憶ですので詳細は割愛します。

(下の写真右下)



甘いものも大切な食文化


スイーツやパンもいくつか食べました。

こちらはチョコレートで有名なお店E.Wedel。

ちなみに、このチョコレートドリンクは、カップルだったり仲良さそうな女の子たちだったりが楽しむ店内に一人で乗り込んだ際の勇気の証です。

こーーーーいチョコレートを飲む感じ。ココアではなくチョコレートです。甘さも調整できますが、甘い物好きにはたまらない場所ですここ🍫


また、モーニングや他のメニューもしっかりとあって、何度も来て楽しめる場所だと思います!(後日モーニングにもきました)



語学交流も忘れずにしていく


こんなパン屋にも通いました。寮から大学に向かう途中にある小さなパン屋さん。

一見、至って普通のパン屋さんですが、ヨーロッパ的には案外珍しいパンが多く売られていたような気もします。(ヨーロッパにはふわふわ系のパンはあまり売っていないのです。)

ここへは何度か足を運びましたが、なぜか「覚えたてのたどたどしいポーランド語を使って買い物をする」というルールを自分に課し、さも「ポーランドで生きていっている風」を味わうゲーム?をしていました。変なアジア人だと思われていたかもしれませんが、別にいいんです。そんなの気にしてたらコミュニケーションは取れません!


このエンゼルフレンチみたいなのがお気に入り。



古都クラクフ旅行

セミナー期間中の息抜きとして組み込まれていた古都クラクフへの旅行。

ワルシャワの旧市街が一度戦争で崩壊し、後に傷一つまで再現されたのに対し、このクラクフという街は幸運なことに戦火を免れたそうです。そのため、現在でも当時のオリジナルの状態で街が残っているという素敵な場所。

(▲クラクフ旧市街の入り口。なんだかワクワクします)


一泊二日の小旅行でしたが、初日が生憎の雨。というか雪?みぞれ?とにかくめちゃくちゃ寒かったんですが、街ブラしながら教会を巡ったり、美術館に足を運んでみたりして、寒さをしのぎ文化に触れてきました。

(▲聖アンナ教会 - Kościół św. Anny w Krakowie)


いくつかの教会を訪れましたが、タイミングがよいとミサをやっていたり、オルガンの練習をしていたり。教会でのオルガンというとワンワンに爆音で響いているようなイメージがあるのですが、実際はとても遠くから包まれるように音が降ってくるんですよね。まさに神秘的な体験です。


こちらのクラクフ国立美術館は旧市街の外にあるとても大きな美術館でした(今考えるとなんでわざわざ街の外に出たのか謎。確か別の美術館だと思い込んで歩いて行ったら違ったとかだった気がします)。ここでは歴史的価値の高いポーランド王室の物品などをたくさん見ることができました。細々した装飾品や食器、家具といったものが多かったように思います。これも当時使っていた人々がいたと思うと、現存していることがなんだか奇跡のようなそんな気がしちゃいます。

(▲クラクフ国立美術館 - Muzeum Narodowe w Krakowie)



さて、その日は極寒の中歩き回って程よく足が棒になりつつも、夕方になってガラッと変わった街に癒されたり、山盛りのポーランド料理と共にポーランド民謡の生演奏を聴いたり踊ったりして楽しんだのでした。

(▲クラクフの中央広場。幻想的!!)

(▼山盛りのポーランド料理。茶色い...)



塩の砦ヴィエリチカ岩塩坑

クラクフ2日目は、本来ならば強制収容所を訪れるつもりでいたのですが、交通の都合で泣く泣く断念。代わりにホテルのフロントの方におすすめされたヴィエリチカ岩塩坑( Kopalnia Soli „Wieliczka” )に行ってきました。

ヴィエリチカ岩塩坑は地下135mに広がる壮大な岩塩採掘用の洞窟。世界遺産の最初期から登録されている大変貴重な場所だそうです。


ツアーに参加し、英語でのガイドを聴きながら、TEH炭鉱用といようなハリボテなエレベーターや永遠と続きそうな気組みの階段を降りたり、携帯の電波も届かないような地下深くの寒く薄暗い通路を進んでいったりします。

場所によっては空気中の塩分が結晶化し、冷蔵庫のやっかいな霜のような白く厚い結晶体が壁一面に付着している場所もありました。そんなヴィエリチカの最も有名で幻想的な空間がこちらの地底湖。ライトアップなどされているので、まぁ少なからず観光色な場所ではありますが、そもそも巨大な岩の地面の下にこのような地底湖があり、そこを人の手で発見、整備していたということが驚異的なことですよね。

ちなみにヴィエリチカ岩塩坑というタイトルの次に貼った写真の場所は、壁もシャンデリアも塩でできているそうですよ。



そんなこんなで。


はい。そんなこんなで、今回は気楽に書いていこうという目標を掲げていたせいでやや雑な記事構成になってはいますが、これにて1年の時を経た『ショパン音大でのセミナーに参加してきた話』は終わりです。

改めて、今回のセミナーでは本当に多くの景色や文化と触れ合い、様々な知識や経験を得ることができたなと感じています。練習も大切ですが、こういった滅多にこれない場所では、積極的に外を歩き土地の物を食べ、人と話すということもとても大切だなと思います。このような便利な世の中に留学してよかったと思っているポイントもやはりそこにあったりします。「五感で感じること」こそ最高の学びなんじゃないかなと、そうカッコよく〆ることとしましょう!


では、Sziasztok!!




あ、書くタイミングを逃していたことが一つ。

ポーランドに行ったらショパンの楽譜を大量に買うべきです。とても安いので!

持っていなかったエキエル版を買い揃えましたが、ソナタやコンチェルトやマズルカなど8冊も買って12000円ほどでした♪



↓ [ポーランド編 - 前編]はこちら ↓

↓ [ポーランド編 - 中編]はこちら ↓

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梨本卓幹

1995年長野県千曲市生まれ。東京音楽大学付属高等学校ピアノ演奏家コース、東京藝術大学音楽学部ピアノ科を卒業。その後2020年ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽院にて修士号ディプロマを取得。ソロ以外にもピアノトリオ《Trio Roppi》や現代音楽ピアノデュオ《梨本宮里ピアノデュオ》、また即興演奏やライブエレクトロニクスを用いた新曲初演など、多岐にわたって活躍を見せる新進気鋭のピアニスト。