野外オペラを見た話

日本で「オペラ」というと、お高い印象がどうしてもありますが、ヨーロッパでは割とリーズナブルに楽しめたりします。


今日はそんなオペラの楽しみ方の一つ、『野外オペラ』を観てきたお話をします!!

(6月末のお話・・・)



野外オペラとは


まず野外オペラとはなんぞやという話ですが、読んで字の如く、「野外でやるオペラ」のことです。

オペラというのは通常、盛大なセットを使って、オーケストラもいて、さらにバレエ団や合唱団なんかもいて・・・という壮大な総合芸術です。するとそれを上演するハコ(会場)も自然と大きなものになっていくわけです。


ヨーロッパの有名なところだと、パリのオペラ座やイタリアのスカラ座、ウィーン国立歌劇場などといった名だたる会場があります。ハンガリーではブダペストの国立歌劇場"Magyar Állami Operaház"ですが、現在改修中のため今は他のエルケル劇場(Erkel szinház)やエイフェル芸術館(Eiffel Műhelyház)などで公演を行なっています。

その辺りのことはこちらの別記事で書いてもいますのでよければ!


マルギット島 野外劇場


さてそんな豪勢で華麗な歌劇場を屋外に作ってやろう!という考えで作られたのが「野外劇場」。

今回はブダペストのマルギット島にある野外劇場「Margitszigeti Színház」!

特徴的な塔が目印のこの劇場は、中に入ると前方に屋根付きで存在するステージと、そこに向かってすり鉢の扇状に客席が広がっています。

客席の上空は空!鳥の声と風を感じながらオペラ鑑賞ができるのです!


演目は『カルメン』


さて、そんな人生初の野外劇場で観たのは、ビゼーの『カルメン』。

ハンガリーでは2度目のカルメンでした。


ちなみに入場の際、ワクチンの接種カードを見せる必要がありました。6月当時、どこへ入るにもワクチンカードが必要だったのです。


チケットの仕組みをよく理解せず行ったのですが、事前のネット購入をしていなかったので、当日に入り口のチケットセンターで購入しました。

一般の値段で14500フォリント(=5500円くらい)でしたが、「学生券ありますか?」と聞くと半額にしていただけました。つまり7250フォリント。3000円弱。素晴らしい!


どうだった??


さて、人生初の野外劇場での『カルメン』。

もう〜最高でした!


今回はフランス語での上演で、舞台の左右の電光掲示板に英語とハンガリー語の字幕が出るという、ハンガリーではよくある感じ。(目は忙しいし頭は使うしでめっちゃ疲れます笑)

そして何より演出がすごかった。

現代演出の一種で、盗賊団の車は本物でたくさん登場するし、その上を演者が飛び跳ねたり車を殴ったり...!!!(しかもベンツ)

日本では上演できないかも、と思わされる過激な演出でもありましたが、もう迫力がすごくて、とても楽しかったのです。

(▲休憩時の舞台転換で動かされるベンツ)




ということで、


さてさて、早くも3ヶ月くらい経ってから書いていることに我ながらつっこみたいところですが、それだけ経っても記憶は鮮明にあります。人生初の野外オペラはとても素晴らしい体験となったのでした。

日本ではオペラって気軽に楽しめるほどリーズナブルではないので、こうした文化はやはり素晴らしいですね。また聴きに行きたい!!!!!


ということで Sziasztok!!

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梨本卓幹

1995年長野県千曲市生まれ。東京音楽大学付属高等学校ピアノ演奏家コース、東京藝術大学音楽学部ピアノ科を卒業。その後2020年ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽院にて修士号ディプロマを取得。ソロ以外にもピアノトリオ《Trio Roppi》や現代音楽ピアノデュオ《梨本宮里ピアノデュオ》、また即興演奏やライブエレクトロニクスを用いた新曲初演など、多岐にわたって活躍を見せる新進気鋭のピアニスト。