梨本卓幹の留学日記

ピアニスト梨本卓幹によるリアルタイムハンガリー留学譚

2021-08-25

ハンガリーからの引っ越し荷物が届いた!

長らく更新サボってごめんなさい。まだブログ続いています。

タイトルの通りですが、ようやく!ハンガリーから送った引っ越しの荷物が日本の実家に届きました!!

ということで、今回は引っ越しについて書こうと思います♪

ハンガリーから荷物を送る方法

大雑把に「引っ越し」や「荷物を送る」といっても、まぁいろいろありますよね。

引っ越しというと、おおまかに

・自分で、もしくは友人と、自分の車や足を使って荷物を移動させる

・引っ越し業者に丸投げお願いする

・自分で梱包して郵送する

などがあると思います。

大学生の引っ越しなんかはよく友達とやっている印象がありますよね。実際ブダペストでも友人の引っ越しを何度も手伝いました。

そして王道はやはりアートとかサカイとか、引っ越し業者にお願いする方法ですよね。僕も高校大学とそれぞれ引っ越ししているのでお世話になりました。

3つ目の自分で梱包して郵送する。という手段。これは正直日本ではあまりしないと思いますが、これが「海外から」となると案外有効手段かつ王道だったりするのです。

で、どんな手段を取ったのさ?

一通り考えられる方法を並べてみましたが、まぁ、引っ越しって言っても、荷物となるのはせいぜい大量の楽譜と服、あとちょっとした小物くらい。大きな家電とか家具とかはありません。

(▲こんな感じ。実際はもうちょいいろいろ増えた。)

そういう前提のもと、実際に僕が取った手段は・・・

メイン:引っ越し業者(日通)

サブ:自分で(スーツケース)

でした。

ちなみに、サブのスーツケースというのは、普段から飛行機に載せられる大きなスーツケースも使っちゃえ!というアレです。

フィンエアーの場合、1つ23kgまでのスーツケースを2つまで無料で預け入れることができます。超えた分は超過料金を払えばOK。身の回りの細かいものとか最後まで必要なもの、あとはお土産なんかはスーツケースに入れました。

て、あれ、メイン日通に頼んだの?日通って日本の会社じゃ・・・?

と思った方。そうなんです!鋭い!

日通inBudapest

日本でも大手引っ越し業者である日通、こと日本通運。

今回日通にお願いして荷物を運んでいただいたわけですが、わざわざ日本の会社にお願いしたのかというと、そうではありません。

実はですね、ブダペストに日通の支店があるのです!

日通ハンガリー支店HP

『ハンガリー暮らしの健康手帖』というハンガリーで暮らす日本人にとって欠かせないほどありがたいブログサイトがあるのですが、そこで紹介されていた記事にて知りました。

↓ 良ければ記事を読んでみてください ↓

日本の会社に頼めれば安心じゃん!しかもスタッフさん日本語通じる、というか日本人のスーパー引っ越しニストの矢野さんとやらがいらっしゃるらしいじゃないか!!

ということで実際に問い合わせてみることに。

先ほど書いたように荷物は、楽譜(積み上げて50cmくらい)とかさばる服たち、あとは小物。

なんですが、実は一つ悩みの種がありました。

ピアノ椅子です。

ピアノ椅子をどう持ち帰る??

以前ブログでも紹介しましたが、ハンガリーで憧れの油圧式ピアノ椅子を買ったのです。

https://ryuugaku-nikki.takumi-nashimoto.com/雑談/405/

このピアノ椅子は「高さ47cm、長辺69cm、短辺が36cm」。

最初に問い合わせた時点ではこれが分解できないものだと思っていたので、サイズ的な問題から、諸々込みで日本の自宅まで20万円弱かかる、とう試算が出ました。

20万円はねぇ・・・椅子買った方が安いですやん・・・

と思ってやはり郵送か、と考えていたのですが、あるタイミングで椅子が分解できることが判明。そこで再度問い合わせると、

「エコノパック」という引っ越しのお得なパックだと5箱の荷物を『550ユーロ+保健料金(最低8ユーロ〜)』で実家まで届けてもらえるとのこと。

さらに、本来なら

 1. 段ボールを一回届けてもらう。

 2. 自分で梱包作業。

 3. 再度受け取りに来てもらう。

という流れになるところ、「今回時期的に忙しいので段ボールを持っていくところから受け取りまで全て一度で終わらせたい。つまり梱包も全部こちらでやります!」とのこと!

お得ofお得なこの申し出を受け、梱包作業も手続きも大変快適にスムーズにできたのでした。

しかし、一番安いパックでは小さな箱(51cm × 26cm × 40cm)を5つ、なんですが、これ案外容量が大きいんですね!わかりやすいようにソファを埋め尽くす感じで置いてあった荷物たちが、3箱でほぼほぼ全て入りきっていました。

そこから空いてる箱を埋めるべく、これはいいやと思っていた小さな荷物や服なども入れることに。申し込みの段階で5箱に入らないかもしれないから10箱くらい持ってきておいてください、とか言ってたのがアホらしくなるくらいでした笑

そして5箱目を、分解したピアノ椅子用にして、5箱コンプリート!

(座面のみどうあがいても箱に入らなかったので手持ち荷物にして飛行機に一緒に乗ってきました。笑)

(▲帰国時の様子。赤丸が椅子の座面。プチプチでめっちゃ巻いてくれました。)

こんな感じで明細書を作ります。保険は8ユーロ以上は絶対掛けなければいけない(=払わなければならない)ものの、逆に1000ユーロ分まで8ユーロで賄えるとのことでした。

(この部分勘違いしまくってたので、めちゃくちゃ書き直している笑)

どのくらい時間かかった??

そんな感じで、集荷の日が6/28。(帰国予定日が7/4だったのでギリギリでした笑)

そして日本の神戸港に到着したらしい日が8/16

らしい、というのは、「はい、今ついたよー!」ではなく届いたのは「今手続きしてまっせ」というお知らせだったため。

そこから通関作業をしていただき、実家にやってきたのが8/26

2ヶ月ですね。

これは正直、長かった・・・

最初空輸で来るものだと思っていたので、なんなら帰国後の自宅隔離期間中に届くんじゃないかと思っていました。それがいつまでも来ないし、今どこに荷物があるのか追跡できるわけでもないし、まぁ〜ヤキモキしたものです。

楽譜もほとんどその荷物の中だったし。(iPadあってよかったほんと)

・・・まぁ僕が勝手に空輸だと勘違いしていただけで、日通の責任は全くないんですけども。

そんな訳で、ハンガリーから船旅をしてきた僕の荷物君たちと感動の再会を果たした訳でした!

引っ越しはギリギリにやると大変だぞ!

とはいうけれど、意外と帰国してからどう大変かを考える人って少ないかもしれませんね。

だから、僕も言っていこうと思います。

引っ越しはギリギリにやると大変だぞ!

今日はこんな感じでSziasztok!!

P.S. ちなみに郵送だと…

・EMS(国際スピード郵便。ハンガリー語だと「えしぇめしゅ」と発音するのがなんかかわいい。)

・DHL(これも国際郵便)

などがあって、実際、同じタイミングで帰国した友人には日本に荷物を送った人もいました。

郵送のメリット

 ・荷物が少なければ安い。

 ・空輸になるので早い。何なら帰国の2週間前とかに送ってしまえれば、自分より早く日本につくかも。

 ・何箱でも自分が送りたい分を送れる。

郵送のデメリット

 ・郵送できる段ボールを自分で調達しなければならない。

 ・郵便局まで自分で持っていかなければならない。

 ・輸入の関税関係の手続きを自分でやらなければならない。

 ・大きな荷物は日本的には運べない。

こんな感じでした♪

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梨本卓幹

1995年長野県千曲市生まれのピアニスト。東京藝術大学音楽学部、ハンガリー国立リスト音楽院修士課程、同音楽院ソリスト・ディプロマ・コース修了。ソロもアンサンブルも幅広くこなすピアニスト。オフィス・クルテ代表。
公式HP→ https://takumi-nashimoto.com